心理検査とは
心理検査は、お子さまの得意・苦手、発達の特徴、気持ちの状態を客観的に把握するための評価です。診断だけが目的ではなく、学校やご家庭で「どのような関わりが合っているか」を考えるうえでも大切な情報になります。当院では、お子さまのペースを尊重し、無理のない形で丁寧に検査を行います。
検査の流れ
1事前面談
15分ほどお時間をいただき、現在のご様子や気になる点を伺います。
2検査
必要に応じて複数日に分けて実施します。集中力や体調を見ながら、負担の少ないペースで進めます。
※検査時間には上限があるため、状況により途中で区切り、後日に続きを行う場合があります。複数の検査をご希望の場合も別日の実施となることがあります。ご了承ください。
3結果説明
結果の解析には1〜2週間ほどかかります。後日、丁寧にフィードバックを行い、今後の支援方法や関わり方のポイントをお伝えします。
費用について
心理検査はすべて保険診療で受けていただけます。費用は通常の診察料に加え、実施した検査の保険点数によって決まります。
3割負担の場合の目安(診察料込み):
- 知能検査(WISC-V、田中ビネーなど)
約1万〜1万5,000円 - 発達検査(ADHD-RS、PARS など)
約4,000〜6,000円
※複数の質問紙を組み合わせた場合は合計額が上乗せされます。
予約料(保証金)について
検査外来をご予約の際、保証金として5,000円をお預かりします。
検査を実施された場合は当日に全額返金いたします(無断キャンセル・当日キャンセルの場合は返金できません)。
心理検査の種類
知能検査
知能検査は、「どのような考え方が得意か」「学習でつまずきやすい部分はどこか」を整理するための検査です。言語理解、ワーキングメモリ、処理速度など複数の能力をバランスよく評価し、お子さまの強みと課題を明確にします。学習面のサポート方法を検討する際や、発達特性の理解を深めるうえで特に役立ちます。
実施している検査
- えんじょうじ
- 田中ビネーV
- WISC-Ⅴ
- WAIS-Ⅳ
発達検査
発達検査では、注意・多動、対人関係、社会性、こだわり、行動面の特徴などを幅広く評価します。日常生活での困りごとを整理したり、ADHD・ASDといった発達特性の理解を深めたりする目的で用います。保護者や学校の先生が回答する質問紙が中心のため、普段の様子が反映されやすい点が特徴です。
実施している検査
- ADHD:ADHD-RS、Conners、CAARS
- ASD:M-CHAT、PARS、AQ、SRS-2
- 総合評価:CBCL
その他の検査
学習のつまずきや気分の落ち込み、不安、感覚の過敏・鈍麻、読み書きの苦手さ、運動の協調性など、困りごとの背景にある要因をより具体的に理解するための検査です。発達や日常生活に影響する要素を多角的に把握でき、今後の支援方針を決めるうえで「受けてよかった」という声が多い評価です。
実施している検査
- 気分・不安:RCADS、CDI
- 感覚の特徴:感覚プロファイル
- 読み書き:STRAW
- 運動の協調性:MABC-2
心理検査のよくあるご質問
どんな子が心理検査を受けたほうが良いのですか?
学校生活や家庭で「困りごとが続いている」「得意・苦手の差が大きい」「気持ちが不安定」といった様子がある場合は検査が役立ちます。診断目的だけでなく、支援方法を考える材料として受ける方も多いです。
検査を受けることで、子どもに負担はありませんか?
できるだけ負担が少なくなるよう、休憩を挟みながら進めます。体調や集中力に合わせて複数日に分けることもあり、「最後までやり切れないとダメ」ということはありません。
どれくらいの年齢から受けられますか?
検査の種類にもよりますが、未就学児〜高校生まで幅広く対応しています。年齢に合った検査を提案するので「まだ早いのでは?」と迷う場合も気軽に相談できます。
親は検査に同席できますか?
知能検査など集中が必要な検査は原則としてお子さまとスタッフで進めますが、状況や年齢に応じて同席が必要な場合は調整できます。事前面談は保護者の方にも必ずお話を伺います。
結果はどれくらい詳しく教えてもらえますか?
単なる数値の説明ではなく、「日常でどう見えるのか」「どんな関わり方が合うか」まで具体的にお伝えします。学校向けの資料が必要な場合も相談可能です。
検査だけ受けて、診察を受けないことはできますか?
心理検査は保険診療の一部として行うため、診察とセットでの実施が必要です。医師の判断のもとで必要な検査をご提案し、事前に費用の目安もお伝えします。
